命日

2004年9月29日
死んだ日ってなんで命日っていうんだろうね

今年もまた その日がくる
戦後まもなく建てられたふるい小さな家で
でも私が一番好きだった空間。

今でも好きな間取りを考えるとき
ふと気がつくとその家になっている

大好きだった
土間のつめたいしけったくうき。
そこにいくと 私のための場所があって
無条件で何も求めずに
だだ 抱きしめて愛してくれた人の想い出の家。

祖母が死んで
何年か経って
いえを売ることになったとき
一番悲しんだのは私の父だった

30坪ほどのその家は
そのとき1000万位だったそうだ。
今だったら 迷わず手に入れる
私自身の記憶のために。

コドモだったことが 一番悔しかった日

コメント